どこからが言葉の遅れ?【吹田市放課後等デイサービス/児童発達支援事業】
おはようございますの方はおはようございます。
こんにちはの方はこんにちは。
こんばんはの方はこんばんは。
吹田市と茨木市の境目、青葉丘北にございます、
吹田市放課後等デイサービス・吹田市児童発達支援事業、こどもプラス大阪 2ndです。
いつもご体験やご見学、その他のご相談のお電話本当にありがとうございます。
最近よくお子さんの「言葉の遅れ」について悩んでいる
ご家庭からのご体験やご見学のお電話をよくいただきます。
特に未就学児の方のご体験ではよく耳にする言葉です。
言葉と言うものは、生活と密接な関係にあるものですから、
小さな違和感などにも気づきやすい傾向にあります。
また、滑舌の悪さが気になる…というご家庭すくなくありません。
しかしながらこういった言葉の遅れというのは、親からの指摘が、多ければ多すぎる程、
更に遅れを増進させてしまう事もあるのです。
ではどこからが「言葉の遅れ」?
言葉の獲得というのは個人差がある為、発語が遅い子すべてに発達障がいがある。
…というわけではありません。
それでも遅いと気になってしまうというのが親心ですよね。
では、どこからが遅れだと言えるのでしょうか?
基準にしていただきたいのは、
「呼びかけに反応するか」です。
2歳・3歳になっても「親の呼びかけ」に何の反応も示さないようであれば、
言葉に遅れがあると判断してよいでしょう。
ことばをはっきりと発することができずとも、
こちらの問いかけや呼びかけ、指示などに反応を示すようであれば、
過度な心配は必要ありません。
かえって言葉掛けが多すぎたり指摘が多すぎると言葉の発達を更に遅らせてしまうというケースも稀にあります。
ただし3歳になっても
・こちらになんの要求も示さない
・コミュニケーションを取ろうとしない
・呼びかけに反応しない
・目が合わない
・こちらの指示の内容をまったく理解できていない
こういった事に当てはまるようであれば、
気にするべきかもしれません。
また、言葉は出るが、会話にならないなどの悩みもあります。
その場にまったく関係ない言葉を『音』として認識し記憶し、繰り返すといったケースもあります。
コミュニケーションを優先させた支援を
「言葉に遅れがある」と意識すると親心としてはついつい特訓をしてしまいがちです。
しかし、そればかえって萎縮してしてまって、
言葉を発する事をいやになっていく事があります。
「違う!こうでしょ!」という言葉がけや、無理な特訓は控えようにしましょう。
大切なのは、コミュニケーションを取る上で言葉を用いる事で相手に自分の気持ちや要求が
伝わりやすくなるのだという事を理解してもらう事です。
はじめのうちは、PECS(絵カード交換コミュニケーション)を用いるのも有効です。
このPECSでは絵カードを用意しそれをこどもが持って来れば、
実物と交換してその際に一緒に発音するという療育方法です。
非常に有効ではありますが、このシステムを使い続ける事で、
「言葉を発さずとも自分の要求が通る」という意識が芽生えてしまい、
言葉を発しようとしなくなるケースもあるので注意が必要です。
言葉を少しでも発せるようになれば、
正しい発音や正しい言葉使いを求めるのではなく、コミュニケーションを大切にしましょう。
遊びの中で言葉を引き出す為に、敢えて気の利かない大人になって
「なぁに?もう一回?」などの問いかけを増やし
マンド(要求言語)を引き出してみたりします。
「すごいね!」「上手に言えたね!」
とたくさん褒める事で言葉を使う事の楽しさや、
コミュニケーションにおける有効さを実感していってもらいます。
そうすれば自然と言葉で伝えてくれるようになっていくのです。
発達性協調運動障がいが関わっている事も
ADHDやLDとかかわりのある発達性協調運動障がいにより、
滑舌の悪さが出ている事もあります。
この発達性協調運動障がいにおける有効な療育の一つに、感覚統合があります。
感覚統合遊びは毎日のサーキットや集団遊びの中で必ず行っているのですが、
こども達に座ってご挨拶をする前には必ず手遊びを入れています。
指先を動かす事で、怪我の予防にもつながりますし、
当然指先の感覚統合になります。
その上一緒にみんなと楽しく声を出す事も大切です。
大切なのは楽しいと思ってもらう事です。
みんながみんなはじめは手遊びが大好きだというわけではありません。
見向きもしない事もあります。
それでも何度か続けているうちに、自分から自然に寄ってきてくれるようになりました。
それだけで大成功だなぁと私たちは思っています。
小さな「できた」をたくさん見つけて、
大げさな「できた」として本人に褒めて伝えていきましょう。
この法則が何よりもの言葉の遅れを改善させる近道なのです。
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