質問に上手く答えられない【吹田市放課後等デイサービス/児童発達支援事業】

2018-01-06

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小学校や中学校だけでなく幼稚園などでも人の前に立って、質問に答える機会というのはたくさんあります。

そういう時にもじもじしてしまっていたり、

答えになっていない事をしゃべったりする子がいます。

先日の懇談や、その前の参観などで、

気になった方もいたのではないしょうか…、

でもそういったお子さんは意外にも多いんです。

特にそういった事は普段お家では現れない一面ですし、

いざ目の当たりにしたときに「えっ!?」って戸惑ってしまいますよね。

でも「質問にまったく答えられない」というわけでもないんです。

 

 

場面緘黙症?引っ込み思案?ADHD?

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もちろん原因は様々なのですが、

偏に「質問に上手にこらえられへんねん、うちの子!」と言っても

その実例も原因と同じように様々なんです。

・先生の話を聞いていない子

もいれば

・話を聞いていても質問の意味を理解できていない子

もいるし、

・引っ込み思案や場面緘黙症で黙り込んでしまう子

もいるのであれば、

・話をうまくまとめられない子

もいるんです。

出方は様々なんです。

実は質問に答えるというこの動作には、

話を聞く力と、質問を理解する力

話す内容を自らの頭の中で整理する力が必要になるのです。

 

 

発達障害を持っているこどもは質問に答えられないのか?

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発達障害を持っているからと言って、絶対に質問に答えられないなんて事はないのです。

1.場面緘黙症?吃音?記憶力の弱さから?

・話はできるけれども、長い質問を覚えていられないから答えられない。

・吃音や場面緘黙症、過度の緊張がある。

・言葉で表現する事が苦手。

・「話し方が変」などからかわれてから苦手意識がある。

などなどの答えられない原因を探る事から始めましょう。

 

2.オープンクエスチョンなどを使って、答えられるように持っていきましょう!

原因がわかれば、今度はその原因を少しでも軽減し、

本人が言葉で答えられるように支援しましょう。

 

・質問をする際には短い言葉に区切って言い直す。

「今日君は朝ごはんに何を食べてきましたか?」

これだと文章が少し長くって、質問の内容がぼやけてしまう事があります。

「今日の 朝ごはんは 何だった?」

「朝ごはん 食べた?」→子「食べた」→「何食べた?など

その子一人一人によって聞き取って理解し答えやすい質問は違います。

まずはそのワードを探してあげましょう。

 

・選択肢から言葉を選んでもらう

オープンクエスチョンクローズドクエスチョンという事があります。

オープンクエスチョンというのは、「あなたの趣味はなんですか?」

などの質問の回答の範囲を限定しない質問の事です。

もちろんこういった質問もこども達の言葉を引き出す事には有効ですが、

うまく質問に答えられない子に対しては、クローズドクエスチョンを使うとスムーズにいきます。

ペンの色を選ぶ時にも、「青にする?赤にする?」という

「AかBか」の二択で答えられる形式か

「青にする?」ときいて「はい」か「いいえ」で答えられるようにし

選択肢を用意する事で、こどもの言葉を引き出しやすくなります。

もちろん解答の幅は狭くはなってしまいますが、

「いる?いらない?」などその子によって単語を変える事でぐっと

答えを引き出しやすくなるのです。

 

3.たまには待つだけでなくって代弁する事も大切です。

吃音などを持っていたり過度な緊張から中々言葉を発せず、

時間がたってしまった場合は少しでも引き出せた言葉をヒントに

その先を察して「~~~って事かな?」と問いかけてみてるのも大切です。

そうする事で答えを引き出しましょう。

質問に答えられた喜びや、人と関わる事の楽しさを感じてくれるはずです。

 

こうした大人のちょっとした工夫でこども達には質問に答えられるようになります。

そしてこれを繰り返す事で少しずつ少しずつ質問される事に慣れていくのです。

 

 

 

 

 

 

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