忘れ物がとっても多いんです…。【吹田市放課後等デイサービス/児童発達支援事業】

2017-12-02

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こんにちは、吹田市 放課後等デイサービス、吹田市 児童発達支援事業、

こどもプラス大阪2ndです。

皆さんは忘れ物ってよくしますか?

私もよく忘れ物をして慌てて家に取りに帰る事がしょっちゅうあります。

小学校6年生の時なんか、手提げは持って行ってるのに、

ランドセルをそのまま忘れて登校してしまった事があります。

しかも学校についてから気づいたんです。

その時は、ランドセルを自分が忘れるなんて!と衝撃的だったので、

今でも当時の事のように鮮明に覚えています(笑)

こんな風に忘れ物って誰にでもありますよね?

ですが、その忘れ物が極端に多いというのも発達障がいの特徴の一つでもあります。

そういったお子さんの引っ掛かりで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

 

 

ADHDやLDの特徴の一つでもあるワーキングメモリの弱さが原因?

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では脳のどういった部分が忘れ物に関係しているのかと言いますと、

ワーキングメモリ(作業記憶)などと深いかかわりのある

前頭前野が大きくかかわっているのです。

前頭前野には、「実行機能」の中枢があると言われています。

この実行機能は

・脳に記憶としてインプットされた情報を的確に認識し、その状況に合わせて選択し、その場にあった行動を行う働き

・課題や作業を行う為に自らの注意や行動を制御する働き

きの二つの働きを担っています。

またドーパミンと呼ばれる伝達物質の動きも大きく左右してくるのです。

ドーパミンには、ワーキングメモリを働かせる重要な役割を担っています。

ワーキングメモリは、学習や目的を持って行動を起こす促しをしてくれる働きがあるため、

このドーパミンが適切に働いていないと、忘れ物に影響が出てきやすいのです。

 

ではどう支援したらいいの?

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忘れ物を完全になくす!というのはほぼ不可能です。

だって私たち大人だってよく忘れ物しちゃいますもんね。

なので、

・本人が忘れにくい環境を作ってあげる事

・徐々に自分で忘れにくい状況を作っていけるようになる事

がとっても重要なんです。

忘れ物チェック表や、連絡帳袋など、もちろん各家庭で

様々な支援をなさっている事は、十分承知です。

そのご家庭でのヒントを元にこども達自身が、

忘れ物を最小限に抑えていける、

そんな意識づけの訓練を私たちの教室では行っております。

 

忘れ物をしやすい子の中では、中々学校の先生のお話し、

特に全体指示が入りにくい子って多いと思います。

でもそれってその子だけの原因ではないんですよね。

発達障がいを持っている子というのは、取捨選択が苦手です。

学校はたくさんの人が集団で生活しているので、

様々な情報が視覚や聴覚を介して入ってきます。

特にADHD自閉症スペクトラムの子なんてそうですよね。

なので余計に学校では先生のお話しを聞くという事が難しいのです。

しかし、そんな中でも少しでも「ん?何か先生がいっているぞ?」と注目できる瞬間ができれば、

それだけでもぐっと忘れ物は減りますよね。

そしてそれが積もり積もって大人になるまでに、忘れ物をしない為の自分なりの対策、

を見つけるヒントになって行くんじゃないかなと思っています。

 

 

運動療育からの「切り替える脳」へのアプローチ

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大切なのは、「今何をする時間か」と脳を切り替える事です。

「あっ、先生しゃべってるな!」と思って少しでも静かにできたら◎!

なので毎回、運動遊びと静かな活動をさせていただいております。

運動遊びで一度脳を興奮状態にしてから、

静かな活動で着座し脳にブレーキをかける、

これを毎回繰り返す事で、少しずつ少しずつ、脳を制御する事の訓練になるんです。

もちろん、その運動遊びの中でも、

短期記憶やワーキングメモリを十分に働かせる為のプログラムを取り入れています。

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見て見て、すごいでしょう?ちゃんとお話し聞いてくれてます。

いつもいつも毎回がこうと言うわけにはいきませんが、

こういった風にしっかりと座ってくれる日の方がずっとずっと多くなりました。

身体を動かすってとっても大切なんです。

楽しいから、褒められて嬉しいから、やっていたら

それがいつか強味になった、なんて最高ですよね。

 

 

 

 

 

 

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