朝礼も運動会も、大嫌い!【吹田市放課後等デイサービス/児童発達支援事業】

2017-09-14

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こんにちは、吹田市放課後等デイサービス、吹田市児童発達支援事業、

こどもプラス大阪2ndです。

夏休みも終わりまして、いよいよ体育祭の時期ですね。

うちの教室の方にも体育祭に関わる様々なお悩みが寄せられています。

その中でも意外に多かったのが、「整列」に関するものです。

幼稚園や保育園に通っているお友達はもちろんの事、

小学生になれば、朝礼や体育の授業と何かと「整列」が付きまとう物ですよね。

でも発達が気になるグレーゾーンのお子さんや、

ADHD、LDなどの発達障害のお子さんだと、

中々言われた通りに整列するっていうのは難しいものです。

たとえ大人であっても、並ぶのってなーんか面倒なんですもんね。

 

頭ではそうわかっていても、いざ体育祭や発表会で目の当たりにすると、

「よその子とうちの子、比べてみると、うちの子だけ並べてない!?」

なんて気になって自信をなくしてしまうのが親心!

では整列が苦手な子には、何が関係しているのでしょうか?

 

 

状況判断が苦手?パーソナルスペースが狭い?多動性?

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その原因は様々です。

特にADHDなどの発達障害のお子さんであれば、状況判断も苦手なので、

中々指示通りにとはいきませんよね。

怠けているわけでもふざけているわけでもないので、

むやみに叱ってもあまり意味はありません。

なのでその原因を突き詰めていきましょう。

 

よくあるつまづきポイントとしましては、

・じっと並んでいる事ができない

→多動性が関係していたり、人が多い所が苦手なのかもしれません。

・そもそも並ぶ事ができない

→整列の順番が覚える事ができない、先生の指示が入りにくいのかもしれません。

・自分と周りの人との位置関係が理解できない

→パーソナルスペースが狭い、人が密集しているのが苦手、ふらふらとしてしまってぶつかる、などなど色々原因があります。

 

背の順・名前の順など並び方も様々なバリエーションがありますよね。

発達障害のお子さんは特に状況判断が苦手だと言われいます。

その為先生が急に

「1組2組で分かれてこっちの列が男子・こっちの列が女子で背の順で並びます!」

なんて言っても、状況判断が苦手な上に複数の言葉が合わさった文を理解するのも苦手なので、

すぐに動く事ができないのです。

本人にやる気はあって、でも言われている事が理解しにくくって困っているだけなのに、

「あの子は不真面目だ」なんてとられるのはつらいですよね。

 

とくに小学校低学年、未就学児のお子さんとなると、

丁寧に一つ一つ説明して大人がそばについてあげる必要があるんです。

 

 

 

整列が苦手な子へのプロンプト(支援)

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・長時間の場合は無理に並ばせるだけでなく、定期的なガス抜きを!

多動性のある子がじっと並んでいるというのは本人にとってすっごく頑張ってできている事なのです。

そんな子が長時間となると、当然ふらふらしたり、大きく動いて列を乱してしまったり…

と周りの子にも影響を及ぼす事があります。

そういった場合には無理をさせるだけでなくて、一度列を離れてガス抜きを行う事が大切です。

すこし移動してまた列に戻すのを繰り返し、少しずつガス抜きの回数を減らしていきましょう。

 

・その都度声掛けを行いましょう!

本人の判断に任せて整列してもらうと、状況判断能力の弱いお子さんだと、

うまくいかない事があります。

そういう子は全体指示も中々入りにくいので、近くによって具体的に指示を出しましょう。

どこにどの並び方でいつまで

これを明確にゆっくりと説明する事が大切です。

 

・色々な並び方を実践してみましょう!

「小さく前へならえ」「右にならえ」と急に言われても中々さっと動けません。

なので体育の授業でももちろんですが、おうち等でもお子さんと一緒に色々な並び方を実践してみてください。

背の順、名前の順などをできるなら家族でやれば、コミュニケーションにもなりますし、

時間やルールを決めてゲーム性を持たせると、お子さんも楽しんでやってくれます。

 

 

集団生活の中で並ぶというのはつきものです。

その整列に躓いてしまうと、どうしても、

「集団行動なんて嫌いだ…」と考えがちです。

なので早いうちから、無理のない程度で時間をかけて行う事が大切です。

 

先日驚いたのが、

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待機場所で大人がいるとはいえ綺麗にこんな風にこども達が並んでいてくれた事です。

その他も、サーキットなどでも

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こんな風に大人が間に入らずとも自分たちできちんと綺麗に並んでくれていました。

まずは楽しい事の為に自主的に1列で順番待ちをする、から初めてそれができるようになれば

遊びをするときに一列で並んでみる、そしてそれができたら今度はいよいよ本番、学校で!

と段階を踏んで取り組んでいきましょう。

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