授業中のお悩み【吹田市放課後等デイサービス/児童発達支援事業】

2017-05-08

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こんにちは、吹田市放課後等デイサービス・吹田市児童発達支援事業

こどもプラス大阪2ndです。

昨日までで長かったGWも終わってしまい、今日からはまたいつも通りの平日が戻ってまいりましたね。

子ども達も朝からでなくお昼、学校や幼稚園・保育園が終わってから登所する日々に戻りました。

さてさて私達が子どもたちと活動している中で気になる事が最近見つかりました。

静かな活動中に、集中力が持たない子がちらほら…。

新学期になったばかりで疲れている子が多いのかな?

新しいお友達が増えたからかな?

等全体的な原因はいくつか予想はついているのですが、

こういった私達が短い活動の中で感じている事は、

保護者の方からは相談として受ける事がとっても多いです。

お話しをうかがってみると、

「学校の授業に中々集中できてないみたいなんです」

と保護者の方もお悩みのご様子でした。

特に先月に1年生になり、

放課後等デイサービス利用に切り替わったご家庭からそういったお話しを聞く事が多いです。

しかし、偏に「集中できない」といっても

その原因は一人一人違い様々です。

まずはいつもの「ABA」からその原因をいくつか探ってみましょう!

授業への集中力がない

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授業中にじっとしている事が中々できなかったり、注意力が散漫だったり、

まったく違う事を考えていたり、その原因や行動には様々な理由があります。

しかし、声掛けや環境を変える事によって改善される事があります。

 

行動パターンを分析する

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まずはその子がどんな事で集中力を欠いているのかを見極めましょう。

・机や椅子をガタガタさせる

落ち着きがなく動いてしまって机や椅子ガタガタしてしまいます。

これによって、周りのお友達からの反感を買う事もあります。

・ちょっかいを出す

周囲の子に衝動的に話しかけたり、ちょっかいをかけたりします。

注意を引こうとしたりと悪気があるわけではありませんが、

これもまた周りの子との溝を深めてしまう結果に繋がる場合があります。

・別の事に気を取られている

外の景色や廊下から聞こえる音、また教室内で聞こえる別の音等、

授業から関係のない事へ関心が向いてしまっている為、

先生の話を真剣に聞く事ができていない状態です。

 

集中できないのには、理由があるんです!

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授業に集中できていないのは決して反抗心や本人の怠惰からではありません!

発達障害の特性からくる物なのです。

・環境に左右されている

窓際や廊下側は非常に環境に左右されやすいです。

物音が聞こえたり、外の気配を音や視覚でとらえてしまったりするので、とても気が散りやすいのです。

・近くにも落ちつきのない子がいる

前後や隣の席のお友達も大きく関係しています。

お互いにちょっかいを出し合ってしまったり、

その子が立てる物音に反応してしまったりします。

・課題が難しい

プリントやテスト等が難しくて中々取り組めないといった場合もあります。

このような場合どうしていいかわからずそわそわしてしまいます。

不真面目だと誤解されやすい傾向にあり、本人の自信や意欲を喪失する原因となる場合が多いです。

・先生の話についていけていない

指示や説明が難しく理解できずにいると関心が持てなくなったり、

集中力が途切れやすくなったりします。

他の子どもには理解できる内容であっても、本人にとっては難しい場合もありますので、

説明の仕方を工夫してあげる必要性があります。

また口で説明しても中々飲み込みにくい子もいますので、

そういった子には視覚等を使って別のアプローチをしかけてみるとうまくいく事も多々あります。

ではどうすればいいの?

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こういった学校での問題を、私達や保護者が支援する事は難しいです。

しかし、そういった事をほんの少しでも軽減したり、

学校の授業の中で集中している時間を数分でも増やしたり

先生の話を聞きやすくなったり、

微々たる所からではありますが長い時間をかけて改善していく事は可能です。

まずは状況判断をする材料を感覚統合によって養ってあげる事も重要です。

 

集中力に欠けているのであれば、

普段から興奮抑制の訓練を続ける事によって、

そういった悩みが解決される事があります。

学校や私生活の中でも常に脳の中では興奮→抑制の繰り返しなのです。

休み時間(興奮)→授業中(抑制

楽しい時間(興奮)→時間になったからおしまい・帰宅(抑制

このメリハリのある生活を大人が手助けして、

聴覚情報だけでなく視覚情報や実際に体を動かしながら、

経験していく事でメリとハリのついた生活が身についていきます。

集中力を上げる事にももちろん期待できます。

また感覚統合を続ける事によって、机をガタガタ言わせたり落ちつきがなかったりするのも改善される事があります。

前庭覚固有感覚が弱いと、自己刺激のために前後に揺れたり

だらりと姿勢が悪くなってしまったりします。

そういった事を少しでもなくすためにその子にあった方法で感覚統合をしていくのがとても効果的です。

一人では中々集団行動できなくとも大人が入れば

集団行動や全体指示が聞けるようになっていきます

 

まずはその子にあったレベルや支援方法を知るために、原因を知るという事が大切なのです。

 

 

 

 

 

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