調理だって療育になります!【吹田市放課後等デイサービス/児童発達支援事業】
こんにちは、吹田市放課後等デイサービス・児童発達支援事業、
こどもプラス大阪2ndです。
11月になりましたね~。
先日の木枯らし一番もあって、台風の後は寒さが身に染みるようです…。
寒いとどうしても体がカロリーを欲しますよね…。
なので、冬のイベントは私、調理実習を狙っているんです(笑)
11月は惜しくも、イベント企画権をゲットならず…
だったのですが、11月のイベントも楽しいのが盛りだくさんなので、
お伝えできる日を楽しみにしておいてくださいね。
…という前置きはおいておいて。
さてさて、私が何故調理実習が好きか、と言いますと…。
調理実習って実はめちゃくちゃいい療育の一つになるんです!
自閉症のお子さんでクッキング大好きなんですって方結構多いと思うんですよ。
それにもきちんと理由があるんです。
発達障害を持っている持っていないにかかわらず、
料理はこどもの興味を引き立てます。
しかも作業をしている過程がとってもわかりやすくって、
視覚や聴覚、嗅覚、触覚…様々な感覚でその変化を訴えてくれるんです。
努力がわかりやすく、最後にその調理したものを食べる、というのが
何よりの強化子となって、こども達のやる気も引き立たせてくれるんです。
どんな部分に働きかけてくれるの?
料理がいいと言われても、どんな部分に働きかけるの?って思いますよね。
料理は、見本となる大人の動きや食材の様子を目で見る力、
見本の動きを真似する模倣力、
先ほども言いましたが、触覚。
「次はどうするの?」などの問いかけを沢山する事ができるので、
段取りをする力や先を見通す力も養われます。
また味見をしつつ行う事で「〇〇を後少し」など、
自閉症のお子さんが一番苦手とする
「もうちょっと」などの曖昧な表現を実際に感じ取りやすいのです。
「いい匂い」や「おいしい」など感覚的な言葉も引き出しやすいですよ。
当然様々な道具を使う機会にもなります。
包丁が怖いのならば、今は便利な調理バサミがありますよね。
調理バサミも大人と一緒に使う事でコミュニケーションの一環にもなります。
また手を洗うなども促しやすいですし、
何かを焼いている時や混ぜて変化が出る時などは、
「見て、色変わってきたね」などの声掛けもしやすく、
共同注視力を育てるいい機会になります。
また、「次は何だったっけ?」とあえて順序を問いかける事で、
またワーキングメモリを働かせる練習もできますよ。
この様に様々な声掛けのきっかけになるんです!
集団で調理をする利点は共同体験!
でも普通の調理じゃぁ、おうちでもできちゃいますよね。
では何故こういった放課後等デイサービスや児童発達支援事業で
調理実習を行うのか。
それは、こども達が集団でみんなで一つの物を作り上げる事ができるからです。
いわゆる共同体験というやつです。
皆で一つの成功に向かって努力し、その強化子を共に分け合う。
大切な事ですよね。
同じ釜の飯を食う、昔の人は本当にいい事を言いますよね。
どの時代でもそれはとっても大切な事なんです。
毎日のおやつやこうした調理実習等でみんなで食事をする機会を
多く持つ事によっていろんな心が育まれます。
またおうちでは食べなくっても、何故かこども同士で勧め合うと食べることができる。
なんて事も多く、調理実習をきっかけに嫌っていた物が食べられるようになった子もとっても多いです。
良い事ずくめの料理、お家で取り組むものもちろんとっても効果があります。
「うちの子は不器用だから怖い」と遠ざけるのはもったいないですよ。
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