変化への対応が苦手!【吹田市放課後等デイサービス/児童発達支援事業】
今日は雨という予報を見ずに、傘を持たずに出勤してしまいました。
こんにちは、吹田市 放課後等デイサービス・児童発達支援事業、
こどもプラス大阪2ndです。
こういった予期せぬ事で、予定がうまくいかないというのは、
なんとなぁく気分がいいものではありませんよね。
大人だから「雨やだーーー!!!!」なんてパニックになったりする事はありませんが、
発達が気になるお子さんであれば、
こういった自分の中での予定が崩れるというのはとっても大きな事なんです。
特に自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群を抱えてらっしゃるお子さんには、そりゃもう大事件なんです!
自閉症特有の脳の働きから、来る事が多いのです!
「どうしてそんなにパニックになるの?」
「雨だから外遊びがないぐらいじゃない。」
大人であればそういって簡単に片づけられる問題ですよね。
お出かけならば傘をさして歩けばいいんですから。
でも自閉症などの発達障がいを持っているお子さんにとっては一大事なのです。
自閉症と関連があるとされている脳の働きの中に、
偏桃体という部分があります。
この偏桃体は、
本能的な不安や恐怖をコントロールし抑制する働きを担っています。
偏桃体の働きが弱い為に、
ささいな事に不安になったり、不快を感じやすい傾向にあるのです。
小学校や幼稚園ではどんなトラブルになるの?
こうした苦手を抱えたまま小学生や幼稚園に行くと様々な困難となって、
その子にとっての壁となってしまうのです。
・時間割の急な変更についていく事ができない。
その為にパターン化された生活を好み、パターンが決まっていないと不安を感じます。
パターンが決まっていると次を予測できる為安心する事ができるのです。
「雨で体育がない!?」なんて事になったら……考えただけでも恐ろしいです(笑)
・行事や遠足に参加しない
初めての活動や場所などにも苦手を抱えやすい為、
運動会や音楽会などにも参加したがらなくなるのです。
「楽しいよ!」と声掛けしても「楽しさを感じるどころじゃないんだ!」って事なんでしょうね…。
・自分ルールを周りに押し付け孤立する事もあります。
決まりに対して厳しくなり、「こうだ!」と思ったパターンを覆す事ができません。
その一つの正解以外を認めようとしない為、周りと対立する事がとても多いのです。
カレーが出たときに「カレーにはソースを入れる」と思っている子が
ソースがなかった為に怒りだしたり、他の子のカレーにも勝手にソースを入れてしまって
トラブルになるなんて事もあるんです。
ですがこれらは本人の我儘ではありません!
全て脳のアンバランスが引き起こす事なのです。
このアンバランスを抱えて爆発しパニックになってしまうという事をしっかりと理解し、
その辛さを共感してあげる事から初めていきましょう。
こういったパニックにはどう対応するべきか
ですが急な変更というのは、その言葉通り急にやってきます!
そうなった場合には、あまり無理をさせないという事が大切です。
無理強いして無理やり参加させると、
「〇〇なんて嫌いだ!」という苦手意識に繋がります。
・その子の無理のない程度で参加してもらいましょう。
これができたら◎!
離れた所で先生やお母さんと一緒にでも良いです。
急な事で集団に参加できないのであれば離れた所で見学などその子に合わせた対応を行いましょう。
「急な事だったのに、ちゃんと見学にはきてくれてありがとう。」
と具体的にポジティブな言葉かけも忘れていけません。
・参加しなくてもいいのです。
無理に参加しなくてもいいのです。
急な事はその子にとってとても大きな事です。
不安げな表情で「行きたくない」と言った場合には、
優しく笑顔で「うん、じゃあいいよ。」と言ってあげる事も時には大切です。
しかし、次は、次がダメでもそのまた次は、
といつかできる範囲で参加してもらえるようにトライしてみましょう。
予定変更パニックへの事前の対応策!
こうした予定変更はわかった時点で取り組みが大切です。
急な予定変更が苦手であっても事前にその予定変更を知らされていれば、
対応できるというケースも少なくありません。
見通しを付けるというのは発達が気になるお子さんにとって、
大人になるにつれて絶対に身につけなくてはならない力なのです。
・変更があった時点で具体的にその内容を伝える。
予定の変更が決まったらすぐに伝えましょう。
その時にもただ「時間割が変わるよ」だけではどういう場所でどういう授業があるのか、
と余計に不安を煽ってしまうだけなのです。
できるのであれば、本来の予定のあとに予定変更した内容を書き込んでおくと
更に効果的ですよ!
・遠足やイベントなどでは噛み砕いた行程表を準備する。
遠足ならば何時に出発するなどの噛み砕いた分かりやすい、
行程表などを作成する事で、一日のスケジュールを把握してもらい
少しでも不安を軽減してあげましょう!
事前に場所の写真を撮って「こんな所だよ」と見せてあげるのも大切です。
家庭の中で様々な事が起こり、必ず生活のパターンを守るというのは中々難しい事です。
その度にパニックになったり怒ったりと「困ったなぁ」がたくさんでてくると思います。
ですが、そのすべてが経験です。
始めは上手くいかずとも、「そうだね嫌だったね。」と共感し、
根気強く対応する事で、
お子さんも少しずつ変更への対応に慣れていくのです。
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