蓋が開けられない子に足りないのは?【吹田市放課後等デイサービス/児童発達支援事業】
こんにちは、吹田市 放課後等デイサービス・吹田市 児童発達支援事業
こどもプラス大阪2ndです。
自販機とかでみかける缶の飲み物やペットボトル、
プリンやゼリーのふた、
世の中には「食べる」事に対しても指先を使う事がとっても多いですよね。
生きていく上で不可欠になる食べるという行為も、不得意があると中々楽しめない物です。
ふたが開けられないという子は微細運動等につまづきが!?
得に幼稚園や保育園、はたまた小学校にもなると、
周りのお友達はできているのに…と自信を無くす子もいます。
そんな子はこんな所に躓いているのかも? ・いつも大人が手伝ってしまう為自分で開けた経験があまりない。 ・どうすれば開くのか開け方がわからない。 ・指先の力が弱く開ける事ができない。(微細運動が弱い) |
これらのふたを開けるという行為、
大人になると難なくできてしまうのですが、
こども達にとっては難関だったりします。
しっかりとコツを覚えて指先を鍛えていきましょう!
プリンも缶も必要なのは協応動作!
ペットボトルやプルタブ等を開ける為には
指先の力だけでなく両手の協応動作やコツが必要なのです。
片方の手で押さえて、もう片方の手で開ける(協応動作)
ふたをどちら側に回すのか、プルタブならばどちらに引っ張るのか(コツ)
小学校に上がると、給食でプリンやヨーグルト等が出る事があり
フィルム状の蓋を開ける機会も多くなります。
就学前には身に付けておきたいスキルの一つとも言えますよね。
ではどんな風に支援すればいいの?
・指先の力が弱い子
指先の力が弱い子には、洗濯バサミ等をつかって練習しましょう。
親指と人差し指の力が重要となってきます。
洗濯バサミでオブジェを作ったりすると楽しくトレーニングする事ができます。
・開け方がわからない子
最初は大人が手を添えて一緒に開けます。
どこを持ってどっちに回せばよいのか、プルタブであればどこまで押せばよいのか
目で見て体感して覚えてもらいましょう。
力が入り過ぎて中身をこぼす事がありますが、
そういった力加減は経験が物を言うところでもあります。
まずは回数を重ねていく事から始めましょう。
・練習を始めたばかりの子
部分的に大人が手伝いましょう。
開けはじめが一番力が入り、難しい物なのです。
まずは本人のペースに合わせて大人が途中まで開けてあげましょう。
続きをやる事で「自分でできた」という達成感を味わう事ができます。
過度なプロンプトはこどもの発達を止めてしまいます!
大人がいつも手を貸してしまうと、
「別に自分でしなくってもいいや。
だっていつもママがしてくれるもん。」
という言葉が出がちになります。
実際私もそんな風に放課後等デイサービス利用のお子さんに言われしまいました。
気が利きすぎる大人になってしまうと、
こんな風に自分で開けたいという意欲をそいでしまう事もあるのです。
大切なのは達成感を味わってもらう事です。
そうしているうちに「人の手を借りずに自分で開けて食べたい」という意欲が出てきます。
はじめは中々うまくいかずに成功体験を得られずに進んでやろうとはしないかもしれません。
それでも、めいっぱい褒めてあげて下さい。
少しでも何かできた部分があればそこをオーバーに褒めましょう。
たとえ中身がこぼれてしまっても絶対に叱ってはいけません。
お子さんが開けてくれたペットボトル等の中身を分け合って飲むものとても良いです。
共同体験を通して、少しずつ達成感を味わってくれるようになります。
こういった経験を沢山重ねる事で、力加減を覚えていくのです。
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